望遠鏡解説シリーズ第3弾!
今回は「適正倍率」について説明するで!
まず口径と倍率をしっておく
この話をするには予備知識が必要や!
望遠鏡の口径の知識と
倍率の知識があると良いな!
最大倍率とは
望遠鏡である天体を見るとしよう
その時に、倍率を大きくして拡大して見たいなら接眼レンズを焦点距離が短いものに交換すればいい
ただ、倍率を上げすぎると
像が暗く、低画質になってまう
この時、この最大でこの倍率までは許容できるなぁ
っていう倍率のことを「最大倍率」って言うんや
この最大倍率は望遠鏡の口径によって決まる
「最大倍率 ≒ 口径 × 2」
最大倍率はおおよそ口径の2倍ぐらいやと言われとる!
例えばやな、、、
口径130mmの望遠鏡だと最大倍率はおおよそ260倍ってことや
それ以上、大きな倍率を「過剰倍率」って言うで!
よしじゃあ、次はいよいよ適正倍率について話そか!
適正倍率とは
一言で言うと適正倍率ってのは「一番ちょうどええ倍率」のことや
倍率を高くするにつれて、像が暗く低画質になるけど、
それを感じさせない良い塩梅の倍率な!
こいつのおおよその数値を出す式がある
「適正倍率 ≒ 口径 ÷ 2」
適正倍率は口径の半分やな!
例えば、口径130mmの望遠鏡なら適正倍率は65倍や!
すっごいわかりやすい図があったから
以下にKenko Tokina様のホームページを一部引用させてもうで!
口径60mmの場合
画像引用:http://www.kenko-tokina.co.jp/optics/telescope-basic-knowledge.html
いざ実際に天体観測する時
なんでもかんでも、適正倍率を目指せばいいってわけじゃないんや。。。(´-`).。oO
それはな、次の2点を考慮せなあかんからや
1つ目が「持っている接眼レンズ種類」
2つ目は「ターゲット天体の種類」
持っている接眼レンズの種類
持っている接眼レンズによって実現できる倍率が限られてくる
例えば、月を口径120mm焦点距離600mmの望遠鏡で、適正倍率60倍で観測したい場合
倍率の式より
必要となる接眼レンズは ( 600mm ÷ X = 30倍)
焦点距離20mmになる
そのとき、君が焦点距離20mm付近の接眼レンズを持ってたらええねんけど、
持ってない時はそれに一番近い焦点距離を持った接眼レンズを使用することになる
ターゲット天体の種類
適正倍率で見ると、見た天体の像は明るく綺麗に映るやろう
でも、何を見たいかで倍率は変わってくる
例えば、「月の全体像を見て満ち欠けを調べたい」のに倍率を高くしすぎたらあかんし、
土星の輪っかを見たいのに、適正倍率じゃ全然あかん時は最高倍率まで引き上げなあかん
ちょっと、応用効かせなあかんってことやな
ちなみに、どの倍率でどんな感じに惑星が見えるか表にしたものを
望遠鏡解説シリーズ#1に上げたけどここにも上げておこう
まとめ
要は、過剰倍率に気をつけて!ってことや
適正倍率だから〜って頭でっかちにもならんようにな!
ただ、こう言う知識もあるんヤァ〜ぐらいに受け止めておいてくれ!