前回の記事でフッ素ジェルがむし歯対策&初期むし歯治しの効果があることを話しました
今回は、そこで登場した超強力な虫歯対策「トレー法」を実際にやってみました
トレー法とは
トレー法とは、フッ素ジェルなどむし歯対策に有用な薬剤をマウスピースを使って歯により浸透させる方法です
フッ素ジェルとは
歯をフッ素コーティングして虫歯予防するジェルのことです
歯医者さんとかでたまにやってもらえたりしますね
フッ素ジェルはAmazonなどで購入して自分でコーティングすることができます
自分でフッ素ジェルを使う場合は、歯ブラシで歯になじませる程度なんですが
すぐ唾液で流されて歯に有効成分が浸透しにくいです
そこでマウスピースの登場です
マウスピースとフッ素ジェルの両方を使うことで効果を最大限に高めることができます
今回は実際にフッ素ジェルとマウスピースを買ってトレー法を試してみました
ちなみに、マウスピースは自分の歯にフィットさせるために自作です
実際にやってみた
まずはマウスピースを作ります
歯医者さんに作ってもらうと5000円〜7000円かかります
自作では費用は1100円くらいに抑えることができるのでおすすめです
マウスピース製造手順
マウスピースを作るといっても難しくはありません
電子レンジと水があればできます
これが今回使用するマウスピース作成キットはこちら
形状記憶素材で自分の歯型にあったマウスピースを作ることができるキットです
今回、調べてた中で一番良いと思ったものを買いました
価格もレビューも高レベルでした
中身を開けていきます
マウスピースの形状記憶素材が下の歯と上の歯用で2つあります
さらに、マウスピースケースも付属しています
丸い小さな鏡もついていますね
作り方は簡単です
電子レンジと水があればできます
電子レンジで温めて柔らかくなった形状記憶素材を歯に押し付けて型を取ります
手順を言うと
水を120mm用意して、その中に形状記憶素材を入れます
あとは1分レンジでチンします
レンジでチンした形状記憶素材は、こんな感じで粘土のような柔らかさになります
これを歯に押し付けます
注意:結構 熱かったので気をつけてください
ここで実際やってみていくつか失敗した点があるので紹介しておきます
・強く噛むな
強く噛んでしまうと、歯の凸凹面のマウスピースが薄くなってしまいます
僕の場合は、強く噛みすぎてちょっとした穴が開いてしまいました
・一番奥の歯までカバーできたか
形状記憶素材はレンジで温めると縮まった状態になっています
そのまま型を取ろうとすると、素材の長さ的に奥歯までカバーできません
ちょっと伸ばして型を取ってください
完成はこんな感じになります
トレー法を実践する
トレー法は、フッ素ジェルとマウスピースを併用して使います
使い方としては、
歯磨き後にフッ素ジェルを歯ブラシで歯の全体に行き渡らせる
フッ素ジェルの量は1cmほどでOKです
そのあとに、マウスピースをして30分置いておきます
ー使用頻度ー
歯医者で塗布してもらうフッ素加工は3ヶ月に一度くらいで良いようです
自宅でやる低濃度のフッ素ジェル トレー法は毎晩やっても良いと思いますが自己責任でお願いします
(トレー法じゃないフッ素ジェルは毎晩やっても全然OKのようです)
フッ素の人体被害
フッ素は自然界に存在するもので、量を間違わなければ安全なものです。海外ではフッ素の錠剤等も売られているくらいです。歯医者で行うフッ素塗布も自宅で行うフッ素塗布も、使う量の10倍塗ったとしても体には影響がありません。しかし、効果もないため適切な量を適切な時間で使うことがもっとも合理的な方法です。
フッ素は自然界に存在するもので害はありません
10倍の量を使用したと知っても影響は無いようです
まとめ
フッ素ジェルの効果としては次の三つがある
・歯の強化
・殺菌
・初期虫歯を治す
マウスピースを作るときの失敗から得た注意点
・強く噛むな
・一番奥の歯までカバーできたか
・伸ばしてから歯型を取れ
手軽&低額でトレー法をすることができました
思ったより簡単に超強力なむし歯対策をできることがわかりました
気になる人はやってみてはどうでしょうか
今回使用したマウスピースとフッ素ジェルはこちら
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