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黒板を引っ掻く「キーって音」を嫌に感じる理由

 

黒板を引っ掻いた音って想像しただけで嫌な気分になりますよね!

それ以外にも、フォークで皿を引っ掻くとか

発泡スチロール同士をこするとか

不快になるような音はたくさんあります

ちなみに、私は車の革でできたシートをキュッキュッってすると寒気がします

ではなぜ、こういう人間がキライな音って存在するのでしょうか

気になるので調べてみました!

 

この不快な音は万国共通

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黒板を引っ掻く音を始めとした「人間が不快に感じる音」は世界中どの人種でも共通なようです!

国籍、文化、民族すべてを問わず、全員が不快に感じるということです

この人類共通の反応を「痕跡反応」と言います

このことから、「人間が不快な音として感じること」を獲得したのは、ずっとずっと原始的なころということが推測できますね

ちなみに、不快な音を聞いた時に活性化する脳の部分は「扁桃体」というところです

ここは、後天的に経験したことではなく、長期的な進化の過程などで獲得した反応を保持する部分です

このことからも、人類の長い歴史を積み重ねた結果の反応だと言えます

不快と感じるのは命を守るため

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「不快な音」として感じる理由としては、一言で言うと「命を守るため」です

不快な音と感じるのは「何らかの危険」から本能的に逃げるために獲得したものなんです

もしかしたら、黒板を引っ掻く音に似た鳴き声をもつ人間の天敵がいたのかもしれませんね

とまあ、調べてみたところ、ここまでしか分かっていないようです

人間に対する危険から本能的に逃げるため

特定の音を不快と感じるようになっていったという結果になりました

結局

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結局、人間の好き嫌いはいつもこの理由に行き着きますよね

この前書いた記事に、こんなのがあります

集合体恐怖症(複数空いた穴などに嫌悪感を覚える)の原因について書いた記事です

これも最終的には、「人間の生存のため集合体に嫌悪感を感じるようになった」と言う説が濃厚ということで終わりました

結局、人間の好き嫌いは、

生存するのに有利→好き

生存するのに不利→嫌い

となることがほとんどのようです

そして、「生存するために好き嫌いが確定していった」というよりは

「生存するのに有利な好き嫌いを持った種」のみ生き残っていったという流れの方が自然のような気がしますね

進化に意思はないので、

いろんな好みを持つようになった個体の中から

自然の中で生き残りやすいものだけ残った結果が現代だと言うこともできます

今では、その自然淘汰もなくなってますね

別に変な好みを持っていても今の世の中生きていけることも多いです

自然に寄り添う個体より、人間社会に好まれる種の方が繁栄するように思えます

これから、もし長々と人類が生き延びるなら、今回の原始的な不快な感覚は消えていくかもしれません

そしてゆくゆくは、自然中で危険を察知する本能は衰退し、

社会的に危険なものを察知する本能が扁桃体に刻まれるかもしれませんね!

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