望遠鏡解説シリーズ第一弾や!
今回は望遠鏡のひとつの性能を示す数値である「口径」について書いていこう
口径は望遠鏡だけでなく、双眼鏡なんも含めていちばん大事な数値だと思っとる
口径で望遠鏡の大体の性能は決まると言ってもいい
やっぱ言いすぎた
でもそれぐらい重要なもんなんや!
もくじ
口径とは
口径ってのは、簡単に言うと望遠鏡の対物レンズの直径のことや
屈折望遠鏡(画像)の左側の天体に向ける方のレンズのことな
逆に、目で覗く方にあるレンズは接眼レンズって言うで
有効口径とは
口径は対物レンズの直径って言ったやろ?
その対物レンズの大きさはまだ望遠鏡に取り付けてない時には測っている場合には、
望遠鏡に取り付けた後に測った時より、少し大きくなっとる
望遠鏡にレンズを取り付けると、レンズの円周部分は望遠鏡との接続のため、隠れてしまうからな
てな訳で、対物レンズの直径は、望遠鏡に設置する前と後で名前が変わってるんや
設置した後の直径を有効口径っていうで
詳しく言うと望遠鏡に設置した後の対物レンズの外部に露出している部分の直径やな
反射望遠鏡でいうと?
反射望遠鏡は対物レンズが無い
その場合には、口径ってどうなるんや?
反射望遠鏡の場合、画像でいう左側の円柱底面部分の直径が口径や
屈折望遠鏡でいう光を取り込む部分と同じ位置やな
口径とは本質的には対物レンズの直径ではなく、光を取り込む採光窓の直径のようなもんやろう
口径の重要性は?
冒頭で、口径がいちばん重要な望遠鏡の性能を表す数値だと思うって言った理由をなはそう
口径が重要な理由は
口径がターゲットとなる天体をどれだけはっきり見えるかを示す数値やからや!
つまり、口径が大きければ大きいほど、惑星でもなんでもはっきりクッキリ見えるってことや
口径が小さすぎると、土星の輪っかも見えないけど、
口径を大きくすると、土星のオーロラまで見えることもあるんや!
倍率をあげれば口径が小さくても土星の輪っかは見えるんじゃ無い?
それが無理なんや
実は俺もそうおもっとった(汗)
実際、望遠鏡をあまり知らず、自分の子供とかにプレゼントする親御さんとかは倍率を最重要視してしまうみたいなんや
そりゃそうやな、なんか倍率高かったらめっちゃ見えそうやもん(笑)
「最高倍率200倍!!」とかイオンのおもちゃ売り場にあっても一歩立ち止まってこの記事を思い出し欲しい
口径が小さいとダメな理由
口径が小さいと倍率を高くしても小さい天体(惑星とか)は見ることができない理由を解説していこう
口径が小さい場合、ターゲットとなる天体から入ってくる光の量が少ない
言い換えると、天体の画像データの量が少ないんや
そうすると、見ている天体の像はモザイクのように低画質になってまうんや
低画質でも低倍率なら普通の画質のように見えるんやけど
高倍率にして拡大した途端、そのモザイクが明らかになってしまう・・・
つまり、口径が小さいと高倍率にしても画質が悪い天体の像を見ることになってしまい、はっきりした像を得られへんのや
これが口径が小さいと小さい天体を見ることができない理由な
口径を大きくして光の量(データ量)を大きくして画質を良くしないと、高倍率にして拡大した時に対応できひんわけさ
口径と屈折望遠鏡、反射望遠鏡 あと値段
口径が大きくなると自ずと望遠鏡自体が大きくなるし、何より値段が高くなってくる
値段が高くならないなら、よく見える口径が大きい望遠鏡を即決で買うんやけどな
望遠鏡を買うなら、口径と値段の折り合いがつくところで購入するのが常や
この値段やねんけどな、もし口径を大きくして値段も抑えたいとなると、反射望遠鏡をオススメするわ
ただ、屈折望遠鏡よりメンテナンスをちゃんとせなあかんから、まぁそれができる人限定な!
詳しくわ 過去記事でな!
口径とターゲットの天体
はいはい、最後の項目やで!
ここではどのくらいの口径でどの惑星がみれるかちょこっと紹介するで!
もし観たい天体が決まってるならこれを参考に望遠鏡の口径を選んでくれ!
はぁ〜〜〜・・・
エクセルでがんばって作ったで!
自分の見たい天体のどのレベルまでで見たいのかを
あと予算
その2つを総合評価して望遠鏡選びをがんばってくれ!
望遠鏡解説シリーズ#1 「口径」
どうやった?!みんなの望遠鏡選びの参考になれば幸いや!