望遠鏡に種類があるって知ってる?
俺は初めて望遠鏡を買った時はそんなこと全然知らんと買ってしまった。。。
めっちゃ安い「屈折望遠鏡」ってやつ。。。
そして使っていくうちにちょっと後悔したんや
「安いから」 「有名なメーカーだから」とかの理由で買ってしまうと、後でガッカリすることがある
みんなにそれを避けてもらうためにも望遠鏡の種類をまとめておこう
これは「望遠鏡を買ってみようかな」と思っている天体観測 初心者に向けて話すで!
望遠鏡は何を基準に買うか
望遠鏡を買う際、「予算」「メーカー」がまず大事やけど、
意外と忘れ去られがちなのが「何を見るか」
この「何を見るか」が変わってくると買う望遠鏡の種類が変わってくる
さらにもう一つ「手入れが難しいか」
え?って思うかもしれんけど、ちゃんと考えなあかんで!
望遠鏡の種類によって手入れが難しいものとかあるからな!
買った後に、望遠鏡の不具合が出てきて実は手入れが必要でした。だったらガッカリするからな
今回は望遠鏡を買おうかなと思っている天体観測 初心者用に
屈折望遠鏡という望遠鏡の一つの種類のメリット、デメリットについて話すで!
望遠鏡の種類
望遠鏡の種類は大きく分けて2つや
屈折望遠鏡と反射望遠鏡や
今回は屈折望遠鏡を特集な!
そのほか、このシリーズ「望遠鏡メリットデメリットまとめ」ではそのほかに、卓上望遠鏡や自動導入望遠鏡なんかも紹介してつもりやからよろしくな!
それじゃあ【屈折望遠鏡 編】まとめて行くで!
屈折望遠鏡
画像引用:http://ryutao.main.jp/telescope_type.html
これは見たいものから望遠鏡に入る光を屈折させて目の位置で像を結ぶ設計の望遠鏡やから「屈折望遠鏡」っていうで!
細長い円柱形の望遠鏡で
先端の対物レンズ(天体に向ける方のレンズ)と
接眼レンズ(覗くところにあるレンズ)で
望遠鏡の内部が普段は密閉されていることがポイントや!
これによって望遠鏡内部に変化が起こりにくく、メンテナンスがほぼ不要になったり、望遠鏡内部の気流が起こりにくく、外に出してすぐに天体観測を始められたりする
まぁ一般的に見るような、アニメとかで登場する望遠鏡はこのタイプやな
おっと、なんか難しそうな話になってきてもた。。。
簡単にメリットとデメリットだけ言う事にしよか
メリット
- メンテナンスがほぼ不要
メンテナンスといえばレンズを傷つけないように拭くくらいやな
一方反射望遠鏡は光軸っていうものを調節したり鏡を洗浄したりしなあかん
- 望遠鏡内部の気流が起こりにくい
一般的に部屋に置いてた望遠鏡を寒い外に出すと、
望遠鏡が外気になれるまで温度差で望遠鏡内に空気の流れが起こる
このせいで光の経路を曲げられてしまうんや
これのせいで外に出してすぐ天体観測できない時がある
屈折望遠鏡はその点があまり心配ないってこっちゃ
- 反射望遠鏡よりコントラストが良い像を得られる
屈折望遠鏡は対物レンズ(画像参照)のところから光が素直に入ってくる
けど、反射望遠鏡はちょっと光をさえぎるものがあるんよな
そのせいで屈折望遠鏡の方が同じ口径なら明るくてはっきりした像を得られるで
- 望遠鏡を覗く延長線上に天体があるから操作しやすい
屈折望遠鏡の画像を見てもらうとわかるけど、のぞいた接眼レンズの
延長線上にターゲットの天体があることで、その天体を導入しやすいねん
導入ってのはその天体を望遠鏡で見れるようにセッティングすることな!
うわぁ、一回ちゃんと考えてメリット出して見ると結構あるなぁ
俺は反射望遠鏡派だから屈折望遠鏡を下に見とったけど、
ほんとすいません。。。
全然ありやな!
次はデメリットを見てみよう!
デメリット
- 色収差が大きい
色収差ってのはザックリ言うとプリズム効果で星が虹色になってまうことや
左画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0
右画像引用:http://www.geocities.jp/gimproject1/plug-ins/chromatic-aberration/
この色収差は望遠鏡を覗いた視野の端に行くほどひどくなる(右画像参照)
ちゃんと星を見たいときや天体写真を撮るときには大きな欠点になってくる
ただ現在、値段が高いものは色収差はかなり抑えられている
- 口径が大きい屈折望遠鏡は、反射望遠鏡に比べて高価
口径ってのは対物レンズの直径のことなんや
口径が大きいと取り込める光の量が多くなって小さい天体も見れる
倍率が高くするだけじゃ、モザイクがかかったみたいな像になってしまうから
口径を大きくして光の量(データ量)を多くしてはっきりした像にせなあかん
土星の輪っかとか、木星のガリレオ衛星を見たければ、
かなり値段が張ることを覚悟しておくべきやろう
- 口径が大きくなると屈折望遠鏡は大きく重くなる
屈折望遠鏡の設計上、口径を大きくすると、
光の経路確保として望遠鏡自体が長くなってまう。。。
反射望遠鏡なら光の経路は反射を生かして空間的には小さくできるから
口径を大きくしても 屈折望遠鏡ほど巨大化はせえへん
まとめ
屈折望遠鏡のメリット、デメリットをまとめてみたところ
屈折望遠鏡をオススメできる人は次のような人やろう
- 望遠鏡の知識が浅くメンテナンスなどはできないしたくない方
- 大きさ的に予算的に口径を大きくしにくいので、主な天体観測ターゲットは月、星団など低い倍率のみで観測できるものだという方
(土星の輪や二重星などは口径130mm以上欲しいので難しい)
(望遠鏡が大きく値段が高くなってもいいと言う人は大口径を買うといい)
- 操作しやすいものが良いと言う方
- 色収差を気にしない方(天体写真など撮影しない方)
まぁ あーだこーだ言ったけど、結局 屈折望遠鏡は予算をや大きさを抑えて購入するなら
初心者向けの扱いやすい望遠鏡ということになる
ただ、反射望遠鏡が無条件で玄人向けというわけではないし、ちゃんとお金をかけてセッティングなどをし、口径が大きなものを買えば屈折望遠鏡は一瞬で玄人向けの望遠鏡になる
俺の友人というか天文関係の先輩はかなり大きめの屈折望遠鏡を愛用している
天体観測や天文のスキルは本当に凄い。。。
彼が屈折望遠鏡にした理由は「メンテナンスがめんどくさいから」だと。。。
結構すごい人も「そんな感じで選ぶんやなぁ」
と思ってちょっと肩の荷が下りた思い出があるわ
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