超高機能 天気予報サイト「SCW」がリリースされました!!
この天気予報サイトはかなり専門的で応用性に富んでいます。そのせいか、すこし学問的で難しそうに見えてしまうかもしれません。
しかし、実際に使いこなせると超絶便利な上にちょっとかっこいいです。
今回は超高機能 天気予報サイト「SCW」の見方と使い方を紹介しましょう!
かなり長くなっていますので、SCWの見方と使い方のみ知りたい方はもくじから飛んでみていってくださいね。
もくじ
SCWとは
SCWとは、一言えいえば天気予報サイトです。
しかし、普通の天気予報サイトとは違い、「〇〇地域、明日は雨のち曇りです」などとはいってくれません。
閲覧者は天気予報の天気図を見ることができ、自分の地域を判別して天気を確認することになります。
この制度にすることで、天気予報で紹介されない僻地、離島、海上の天気を知ることができますし、ピンポイントに自分のいる場所周辺の天気がわかるので天気予報の制度も向上します。
SCWの予報天気図で自分のいるポイントの東だけに雲があれば、「東側だけ曇るなぁ」などといった具体的な空の状況まで確認できます。
これは例えば天体観測時などに非常に有効です。
もともとGPVという同じような天気予報サイトがありました。SCWはそれの最新版 応用版といった位置づけになります。
GPVとは
GPVとは気象庁や米国海洋大気局等の気象予測モデルをスーパーコンピュータで計算した予測値を見ることができるサイトです。
こちらも予測などの点ではSCWに劣りません。
詳しい使い方や見方などはこちらをごらんください。
SCWは、GPVにスマートフォン対応昨日、局地モデルを追加したものになります。
(あと3つの要素が追加されています)
SCWの基本的な見方と使い方
まず、SCWの基本的な見方と使いかたを説明します
SCWのサイトに行く
SCWのサイトに行きましょう。
PCはもちろん、スマートフォンに対応しましたのでスマホでも見ることができます。
(GPVもスマホで見れましたがデザインがPC用でした)
基本的な見方
サイトを訪問すると上の画像のような画面が表示されると思います。
日本地図の関東地域ですね。この画面を便宜上、TOP画面と名付けることにします。
ここで画面をドロップアンドドラッグまたはスワイプで見る場所を移動できます。自分住んでいる場所に移動させて見てもOKです。
ここからどうやって、未来の天気図を見て行くのでしょうか。見ることができる項目は3つあります。
- 雨量・雲量
- 気圧・風圧
- 気温・湿度
大抵の人が、天気といえば雨量・雲量を思い浮かべると思います。
SCWではそのほかに、気圧、風圧、気温、湿度も見ることができます。
以降は、説明がしやすいように地図のスケールを大きくして説明します。
TOP画面の右下の「局地」ボタンを「広域」に変更しておいてください。
のちにこれについて詳しく説明します。
雨量・雲量
1つのめ雨量・雲量の見方と使い方を説明しましょう。TOP画面の右下に「雨量・雲量」ボタンがあると思います。クリックかタップしましょう。
天気図っぽい感じのが出てきました!難しそうに見え、圧倒されますがそれ以上に便利なサイトなので頑張って見ていきましょう!
雨量・雲量では
- カラー表示:雨の量を示します(mm/h)
- 白黒表示:雲の量を表示します(%)
- カラフル表示:雨の量を示しています
寒色(青や紫)は雨の量が少なく、暖色(赤や黄色)は雨の量が多いという表示です。
画像では静岡県が大雨ですね。白黒表示では雨を降らせていない雲の量を表示します。
白色に行くほど雲が厚いという表示です。グレーも薄雲がかかっています。黒色が晴れになります。
またTOP画面中央下のスクロールバーで、時間を変更することで指定した「何時何分」の天気図を見ることができます。これで天気予報を知れるわけですね。
気圧・風速
次は気圧・風速です。雨量・雲量の時と同じように、TOP画面の右下のボタンで「気圧・風速」ボタンを洗濯しましょう。
- 等高線:気圧の大きさを表示します(hPa)
- 矢印:風向きを示します
- 色 :風速を示します(m/s)
気温・湿度
気温・湿度も同じように、TOP画面右下のボタンで「気温・湿度」を選択します。
- 色 :気温を示します(℃)
- 等高線:湿度を示します(%)
以上でSCWの見方は終わりです。次は基本的な操作を説明します。
基本的な操作
ここではSCWの基本的な操作を説明します。便利な機能も多々ありますので、見ていきましょう!
好きな時間の天気図を見る
時間を操作して、好きな日時の天気図を見ましょう。これができると、SCWを天気予報サイトとして扱うことができるようになったといって良いと思います。
時間の操作は視覚的にもわかりやすいです。天気図画面(TOP画面)の中央下にある、時間を操作するボタンorスクロールバーを操作して見てください。
右に行くと時間が進み、左に行くと時間が戻ります。直感的でわかりやすいですね。
見る場所を変える
自分と関係のない場所の天気ばかり見ても仕方がありません。自分の住んでいるところ、または出かける目的地に天気図の場所を変更しましょう!
ドロップアンドドラックで移動できます。
見る場所を拡大縮小する
見ている天気図を拡大したり、縮小したりしましょう。広い視点で見たい時、細かい部分を詳細に見たい時などに役に立ちます。方法は2つあるので1つずつ見ていきますね
TOP画面の右上にこのようなマークがあると思います。
プラスを押すと拡大、マイナスを押すと縮小します。
TOP画面右下に次のようなボタンがあると思います。「局地」「詳細」「広域」「広域2」のどれかが選択されているはずです。
ここでは「局地」「詳細」「広域」「広域2」のどれかが選べます。天気図の表示範囲が変更されます。表示範囲の広さはつぎの通りです。
- 「局地」:とても狭い
- 「詳細」:狭い
- 「広域」:広い
- 「広域2」:広い
(画像1:局地 画像2:詳細 画像3:広域&広域2)
ピンポイントで天気が知りたい時は「局地」を選ぶと良いでしょう。しかし「局地」を選ぶと、未来の予測ができません。ただの数時間の天気の結果を表示するだけです。
有料会員になると9時間先の天気図まで確認することができるようになります。無料で使うなら「詳細」がおすすめです!
39時間先の天気図まで見ることができます!
自分の位置を覚えさせる
自分の位置を登録することができます。ボタンを押すだけで天気図の中心が指定した場所に移動してきます。
TOP画面右上のこのボタン
を押すとその画面の中心の位置が登録されます。
またこのボタン

を押すとどこの天気図を移動させていても、そのポイントに戻ってくる子ができます。
自分の住んでいる場所か、出かける目的地に指定しておくと便利です!ただ、ページを一旦閉じるとリセットされます。
これでSCWの基本的な見方と使い方の説明は終わりです。以降の+αの知識は普段は必要ありません。興味がある方だけ見ていってください!
+αの知識
ここではあまり使わないけど、使う人にとっては使う情報をまとめてあります。
地形情報

TOP画面左下には地形情報が掲載されています。
SCWでは、地形によって強制的に空気が持ち上げられるなどの条件も考慮しているため、このようなデータもあるのです。 すごい!
左下の「↙︎」ボタンで非表示にもできます。
地形図の変更
地形図は変更することができます。TOP画面左上の「設定」ボタンを選択します。

すると次のような画面が現れます。

ここで「map type」を選択することで4通りの地形図にすることができます。




(画像は順番に relief、std、seamlessphoto、osm となっています)
ステータスの非表示
TOP画面左にこのような表示があります。

これはステータス表示で
- lng:経度
- lat:緯度
を示しています。
いらないという人は 場所もとるので非表示にしましょう。TOP画面左上の「設定」を押します。

次のような画面が出てきます。

一番下の「ステータス表示」のチェックを外しましょう!これで消えているはずです。
予報ではなく実際の観測情報を見る
これまで未来の天気図ばかり見てきましたが、過去の実際の観測結果も見ることができます。TOP画面右下の「予測」ボタンを「観測」に切り替えましょう。

すると観測結果の画面となります。ここでは「雲形」と「雲量」を見ることができます。


雲観測マップの見方
雲観測マップの見方はかなり難易度が高いです。ここでは説明を控えます。
(簡単に説明すると、天気図の雲の色ごとに雲の種類がわかるなどです)


SSIという大気安定指標とは
SSIとは、一言で言えば「大気の安定度合い」を示す指標です。値が低いほど、大気が不安定ということになります。雨が降っているかどうか、雲があるかどうかではなく、大気の不安定さを測る基準です。
これはゲリラ豪雨などの予測に応用できそうですね。次の画像がその判定基準です。

SSIは等高線で表されます。
「雨量・雲量」画面で黄色い等高線があればSSIです!

(画像右に小さく「SSI=0」とありますね)
有料会員になると

SCWでは有料会員になることができます。
金額
月額280円 (税金抜き) また1ヶ月間は無料です。
追加される機能は次の3つです。
局地モデルを9時間先まで予測
「局地」で天気図を見ると未来の天気図を見れないと言いましたが有料会員では見ることができます。
それもなんと9時間先まで!
正直、有料会員になる一番のメリットがこれでしょう。天気に大きく左右される仕事の方は有益かもしれませんね!
雲観測マップの最新情報を更新
過去の実際の観測結果がいち早く見れるようになります。「雲観測マップ」とは過去の天気図のことです。過去の天気をいち早く知りたい仕事の方に有益そうです。
そのような仕事はあまり思いつきませんが、、、専門性が高く隠れたところに需要もありそうです。
広告の非表示
TOP画面の広告を非表示にすることができます。
まとめ
いかがでしたか?
かなり専門性が高く、情報量も多いため、一般の方が軽々使いこなせるものではありません。ただ、使えるようになればこれほど強力な天気予報ツールはありません。
SCWの一番の強みは
指定した場所をピンポイントで
天気を予測できるという点です
それに時間が明確に指定できます!
キャンプ、登山、旅行、釣り、天体観測、などのアウトドアはもちろん、天気が重要な農家、漁師、マリンスポーツ、ゲレンデ関係の仕事などなど、使い所はたくさんありそうですね。