今回は双眼鏡のひとみ径と明るさについて解説していこう
みんなの双眼鏡購入の手助けになれば幸いや!
ひとみ径
ひとみ径ってのは簡単に言うと双眼鏡レンズを覗いた時、景色が見える丸い穴の大きさのことや
ここが大きいほど明るく見えるんや
画像:Niconホームページより
ここが何ミリかが双眼鏡選びの一つの指標になるんや
ほんでな、ひとみ径ってのは計算できるんや
ひとみ径=対物レンズの有効径÷倍率
例えば倍率8 口径21であれば 21÷8=2.6mm
このひとみ径が人間の瞳孔の大きさと比べてどっちが大きいかで双眼鏡の見え方が変わってくる
ひとみ径>瞳孔
だと普通に肉眼で景色を見るように明るく見える
ひとみ径<瞳孔
なら双眼鏡を除くと暗く感じるんや
そうなると、瞳孔って何ミリ?って話やろ
それは明るさによって変わって
明るいところだと2〜3mm
暗いところだと7mm
(ただ暗いところで瞳孔の大きさは40代で6mm、50代で5mmと年齢によって瞳孔が開きにくくなる)
例えば、倍率8mm口径21mmの双眼鏡だとひとみ径は2.6mmだから明るいところは普通に見えるが、暗いところでは景色が暗くて見えにくいといことになる
明るいところならひとみ径は3mmほどで大丈夫や
けど、暗い場所で使用するために双眼鏡を買うなら5mm以上は欲しいな
ましてや、最も暗いところで使用する天体観測用ならひとみ径7mm欲しいところや
オススメのひとみ径を使用目的別に表にしてみると
ライブ、劇場:2.5mm
スポーツ観戦:3mm
バードウォッチング:3.5mm
天体観測:5mm以上
使用目的とひとみ径をよく見てから双眼鏡を買うようにな!
明るさ
明るさとは双眼鏡を覗いた時の景色の明るさを示す数値や
これはひとみ径の2乗で求められる
まとめると
画像:Canonホームページ
ちなみに10×42は倍率10mm口径42mmってことや
まぁひとみ径と同じような指標や
ひとみ径があれば別に「明るさ」なんていらんやん!
って天文ちょいちょいやっとる俺は思っとるんやけど、なんか役割あるんやろか。。。
「理論値の明るさ」が同じなら実際の明るさは同じで見えるのか?
ひとみ径の大きさが同じ双眼鏡だったとしても、実際に見える明るさが同じとはかぎらんねん。。。
レンズとかプリズムのコーティングの違い、双眼鏡に使われるレンズの枚数、などなどによって眼球に届く光の量が変わってくるからや
双眼鏡の実際の明るさを上げるには良いレンズ設計と良いコーティングが必要でもはや「明るさ」っていう数値だけでは図られへん(汗)
ただの理論値であるから盲信はしないほうがええってことや
まとめ
双眼鏡を買うときはひとみ径を考慮するように
なれてくると倍率と口径を見るだけでだいたいわかるようになるらしいで
俺は無理や
使用目的とひとみ径の俺のオススメはこんな感じや!
ライブ、劇場:2.5mm
スポーツ観戦:3mm
バードウォッチング:3.5mm
天体観測:5mm以上
良ければ参考にしてくれ!
ほいじゃ!
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