アクアリウム

【アクアリウム】デジタルpH測定器のメリット・デメリットまとめ【レビュー】

アクアリウムの水質チェック用にデジタルpH計測機を購入してみました!

これまで試験紙を使っていましたが、紙は計測ごとに試験紙が使い捨てで割高な点が気になっていました。デジタルpH計測機は何度pH計測をしても費用がかさみません。

そんなpH計測機ですが、当然メリットばかりではありませんでした。今回はアクアリウム水質検査におけるデジタルpH計測機のメリット・デメリットをレビューしながらまとめます。

  • デジタルpH計測機(2750円)のレビューをします
  • デジタルpH計測機のメリット・デメリットをまとめます

様々なアクアリウムのpH計測方法

アクアリウムの水質チェックで重要な役割を果たすpH計測ですが方法がいくつかあります。

pH検査方法:試験紙

pH試験紙は紙を水質チェックしたい液につけ、色の変化を見ることで水質パラメーターをチェックする方法です。

メリットデメリット
  • 校正が不要
  • 塩素、硝酸塩、亜硝酸塩、アンモニア、硬度なども同時に検査可能な製品が多い
  • 電池不要
  • 使い捨て
  • 反応結果が出るまで少し待つ必要あり
  • 使用期限がある(開封後〇か月など)

pH検査方法:検査液

検査液は水質チェックしたい液体と検査液を混ぜ、色を確認することでpHを確認する方法です。

メリットデメリット
  • 校正が不要
  • 電池不要
  • 使用する分減る
  • 液体のため取り扱い・保存が難しい
  • 採水量と使用液量の比の正確さが必要

 

pH検査方法:デジタル機器

デジタル機器によるpH計測は、機械で行う計測方法です。一般的に機械の計測部分を水質チェックしたい水に浸すことで計測します。

メリットデメリット
  • 0.01単位(誤差0.05程度)で確認可能
  •  何度使っても検査紙のように減らない
  • 色表と比較しなくてよい
  • 校正が必要
  • 電池が必要

 

今回私はこちらを購入しました。

  • 2750円
  • 本体サイズ:155mm x 31mm x 18mm
  • 重さ:約50g

2750円でネット通販で購入しました。レビューが良く、程よく安いものを基準に選びました。

  • 計測範囲:0.00〜14.00pH
  • 分解能:0.01pH
  • 精度(誤差範囲):±0.05pH
  • 測定可能温度:0〜80℃
  • 必要電池:LR44電池 2個※約500時間動作可能
  • 校正機能:2種類のpH濃度を使用した校正機能搭載

 

デジタルpH測定器レビュー!

それでは実際にデジタルpH測定器を使用してみたのでレビューします。

校正がクソめんどくさい

まず言えるのは、校正がクソめんどくさいということ。

測定器の校正とは

測定器のズレなどを基準を用いて明らかにすること。測定機器の場合、校正後ズレを直して使用することが多い。

 

今回のpH計測機の場合、pH=4.01 pH=6.86の2液を利用して校正します。開封後最初に行っておくのが良いでしょう。

測定器を買ったら校正液を作る粉がついてきました。

これを25℃、250mlの水で溶かして校正液を作ります。まずこれがめんどくさいですよね。

どうやって25℃を測るんだと焦りました。自宅に温度計とかありませんでしたので、アクアリウムにつけていた小さい温度計を取り外してそれで測りました。

また、250mlも測る容器がなかったので、質量計で+250gになるようにコップに水を入れることで測りました。

校正がめんどくさい

その後、機器を校正モードにして校正液に入れると校正が自動で完了します。この製品はボタンを長押しすると校正モードになるタイプでした。

校正する前に、作った校正液をこの製品で測ってみました。

するとpH=4.01の校正液では測定結果3.98、pH=6.86の校正液では測定結果6.86でした。びっくりするくらいあっていました。

校正液の作成誤差もあるので、これだけ合致するのはおそらく偶然でしょうが、出荷前にこの製品はしっかり校正されている可能性が高いですね。好感触。

個人的に精度に信頼感あり

 

長期間使わなかったりした場合、測定結果にずれが生じる場合があります。再度機器の校正を行ったほうが良いようです。

おいおい、どこで校正液売ってるんだよと思いますよね。ネットで買えるんだろうけど買うのめんどくさいって話。

長期間使っていない場合、再度機器の校正を行うのが理想的

 

水質チェックはやっぱり楽

校正はめんどくさいですがpH検査はめっちゃ楽です。水槽にさしてちょっと混ぜて数値変動が落ち着くまで待つだけ。

測定液、測定紙と違って、色表と比較して色チェックしなくてよいのが最高です。

なんども水質チェックできるのが良い

測定液、測定紙と違って、なんど使用しても減らないのも良い点でした。好きなだけ何回でも計測できます。

一番威力を発揮したのは、アクアリウムの水替えの時です。

アクアリウムの水替え時は、次の3つを測りました。

  1. 「水替え前のアクアリウム水槽」
  2. 「水槽に加えようとする水道水(カルキ抜き済み)」
  3. 「水替え後のアクアリウム水槽」

これまで1700円で25回分の測定紙を使っていましたが、その場合だと3回も使用して破棄してしまいます。

しかし、デジタルpH計測機だと気兼ねなく、何度もいろいろな水の水質をチェックできました。

 

まとめ

デジタルpH計測機レビュー
  • 校正がめんどくさい
  • 測定は非常に楽
  • 何度も気兼ねなく、測定可能

まとめると、校正のめんどくさのみ気になりますが、それ以外は満足のいく使用感でした。

色比較しなくてよいのも、保管が楽なのも、ずっと使えるのも良いですよね。校正だけできるならデジタルpH計測機は買いだと思います。

  • 校正がめんどくさい人は検査紙・検査液おすすめ
  • それ以外の人はデジタルpH測定器おすすめ

 

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